【タイ】バンコク港(クローン・トゥーイ港)の貨物取扱機能を東部チョンブリー県のレームチャバン深海港に移転する案について、ピパット・ラチャキットプラカーン副首相兼運輸相が7月21日にタイ港湾公社(PAT)を訪問し、詳細な調査を指示した。レームチャバン港に関する過去の閣議承認を再確認し、商業貨物の集約が法的に裏付けられているかを検証する。
同相は、「タイの港湾を世界水準の環境配慮型の物流拠点として整備し、貿易・投資・観光・持続的成長を支えることを目指す」と説明。過去に該当する閣議承認が存在しない場合、新たに閣議提案する。PATが2019年に策定した2353ライ(1ライ=1600平方メートル)の港湾マスタープランの見直しが必要になるとし、再開発を進めるには住民、PAT理事会、労働組合との協議が不可欠だとする。
移転案では、バンコク港で行われている貨物取扱をレームチャバン港に移転させ、500〜600ライの敷地を再開発に充てる。カジノを含まない現代的なエンターテインメント複合施設に転換させ、クルーズターミナル、観光施設、商業エリア、公園などを整備する構想だという。
再開発には、バンコク港周辺の住民向けの新たな住宅整備も含まれる。およそ4万人、1万2600世帯が居住しており、現在の密集した低層住宅を高層住宅に建て替えることで、居住環境を改善する。保育施設、先進的な学校、質の高い医療施設の整備も提案されている。


























