タイ国道局、グーグルマップにM81ルート情報の修正要請 誤案内がSNSで拡散

【タイ】タイ運輸省国道局は10月6日、M81高速道路の経路情報を至急更新するよう、グーグルに要請した。グーグルマップの誤案内がSNSなどで拡散されたことを受けたもの。

 M81ルートはバンコク首都圏と西部カーンジャナーブリー県を結ぶ新たな高速道路で、正式開通は来年初めを予定している。現在は交通管制システムの整備が続いており、試験的に金曜午後から月曜正午まで限定開放されている。出入り口も一部のみ利用可能。

 このM81利用で、バンコク西方の大型商業施設「セントラル・ウエストゲート」に向かうはずのドライバーが、グーグルマップの案内でカーンジャナーブリー方面に誤って誘導されたとSNSに投稿。瞬く間に拡散された。「アプリがUターンを指示したものの実際に可能な場所はなく、仕事に2時間も遅刻した」と書かれ、それに対して「9月末からウエストゲート付近の出口が閉鎖されているのに、地図が更新されていない」とのコメントも寄せられた。また、騒ぎに便乗して、「ウエストゲートのITシティでパソコンを買うつもりが、グーグルマップに従ったらカーンジャナーブリーのロビンソン・デパート内のITシティで買うことになった。ITシティはどこにでもある」といった、宣伝コメントも見かけられた。

 投稿はテレビでも取り上げられて話題となり、国道局が対応に乗り出す事態となった。同局はグーグルと連携し、M81高速道路の出入口情報を点検・更新する方針を明らかにした。

M81 写真:国道局

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