【タイ】北部チェンラーイ県ドーイルアン郡の「ドーイルアン鉄道トンネル」で6月20日午後4時半ごろ、内部で崩落事故が発生し、作業員2人が死亡、2人が重傷を負った。施主(発注者)のタイ国鉄(SRT)は工事を2日間停止し、原因調査を進める。
死亡したのは西部カーンジャナブリー県出身の男性(24)およびミャンマー国籍の男性(29)。負傷者は近隣の病院に搬送されて治療を受けている。トンネル内部で防水シートの設置作業中に足場や壁面が崩れたもよう。
国鉄は、施工主の「CKST-DC 3 共同企業体(JV)」に作業の即時停止と安全対策の見直しを指示した。専門家とともに構造状況や作業環境を詳細に調査し、再発防止策を講じると発表。遺族や負傷者への医療費支援や法定補償など、必要な支援を行うとした。CKST-DC 3は、ゼネコン大手の「ジョー・ガーンチャーン」「シノタイ・エンジニアリング&コンストラクション」「チェンマイ・コンストラクション」によるJV。
事故が発生したドーイルアン・トンネルを含む同区間は、北部プレー県デーンチャイ駅を起点とする新たな複線鉄道「デーンチャイ~チェンラーイ~チェンコーン線」の一部で、ラオス北部や中国との物流強化を目的に整備が進められている。ドーイルアン・トンネルは全長3.4キロで、山岳部を貫く形で掘削が完了しているが、線路はまだ敷設されていない。
国鉄関連では、2024年8月に東北部ナコーン・ラーチャシーマー県でタイ中高速鉄道プロジェクトのトンネル工事現場で崩落事故が起き、中国人およびミャンマー人の作業員3人が死亡。2026年1月に同県でタイ中高速鉄道の建設工事に使用されていた大型クレーンがタイ国鉄の線路上に倒れ、通過中の列車を直撃する事故が発生し、乗客および作業員32人が死亡。先月にバンコク都心部で貨物列車が踏切に立ち往生していた路線バスに突っ込んで8人が死亡するなど、大事故が続いている。
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写真:JS100 Radioフェイスブックより


























