バンコクの老朽建物でひさし崩落 男性死亡、1人負傷

【タイ】バンコク都サムパンタウォン区内のラマ4世通りで6月22日午後5時前、老朽建物のコンクリート製ひさし(バルコニー)が崩落し、男性(67)1人が死亡、1人が負傷した。バンコク都庁(BMA)が現場周辺の安全確保と同型建物の緊急点検を指示した。

 事故が起きたのは、バンコクの観光名所ともなっている黄金仏があるワット・トライミットに隣接する5軒続きのタウンハウス(連棟住宅)で、2階部分に設置されたコンクリート製のひさしが突然崩れ落ちた。通行中だった男性2人が直撃を受け、レスキュー隊によって1人が救出されて近くの病院に搬送され、がれきの下からもう1人発見され、死亡が確認された。

 現場はただちに封鎖され、都庁、サムパンタウォン区、消防などが崩落箇所の安全確認を実施。崩落原因の早急な特定、建物の構造安全性の詳細調査、周辺住民・関係者への支援の徹底を指示した。事故を起こした5軒全ての使用が一時禁止となった。

 タウンハウスはワット・トライミット所有地に建てられた旧式構造で築100年以上とみられる。基礎杭(パイル)がなく、壁面が荷重を支える伝統的な造りだという。崩落の原因は明らかでないものの、地下を走るバンコク地下鉄(MRT)による振動の影響の可能性も指摘されている。

写真:バンコク都庁(BMA)

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