タイ南部クラビー直行便で欧州航空会社を誘致 地域空港を成長エンジンに

【タイ】政府は、地域空港を経済成長の原動力とする「Airport for Regional Development」政策の一環で、欧州から南部クラビーへの直行便の開設を航空各社と協議している。長距離市場での観光誘致と地方への収益分配を後押しする。

 運輸省空港局は6月9〜11日にバンコクで開催された国際航空運送協会(IATA)の第158回スロット会議(SC158)に参加し、クラビーやスラーターニーなど空港局管轄の南部空港の開発計画を世界の航空会社に紹介した。会議では16社以上の航空会社が新規路線や発着枠について協議し、フィンランドのフィンエアーがヘルシンキ~クラビー線、スカンジナビア航空(SAS)がコペンハーゲン~クラビー線の発着枠を申請。オマーンのサラマエアもクラビー線に関心を示したという。

 2026/27年冬ダイヤ(10月25日〜2027年3月27日)では、クラビー空港に14社が発着枠を申請。国際定期便は10社で週98便、国際チャーター便は4社が申請しており、新規参入のフィンエアーとSASはそれぞれ週2便の直行便を運航する予定。これにより、冬期のクラビー空港の国際便は週126便規模となる。

 首相府のラリダー・プルートウィワタナー政府副報道官は、「スカンジナビアの大手航空会社がクラビー直行便を開設する決断は、タイの航空インフラの信頼性とクラビーが世界的な観光地として評価されている証し」と評価。長期滞在型の高付加価値旅行者の誘致により、地域経済への波及効果が期待できると強調した。

アンダマン海域での水上機運航を推進 タイのクラビー~プーケット間で年内に試験飛行
政府がタイ国際航空と連携 主要都市と地方都市を結ぶ航空網拡充へ
タイ民間航空庁、冬期スケジュールで4社の新規就航を承認 リヤド航空やヴァージン・アトランティックなど

ラリダー政府副報道官 写真:タイ首相府

関連記事

トピック

ページ上部へ戻る