【タイ】アヌティン・チャーンウィーラクーン首相が、ゲーム産業をタイの新たな経済成長分野として育成する方針を示した。ゲーム産業は高い付加価値を生み、若い世代の創造性やデジタルスキルを生かせる分野であり、雇用、収入、キャリア機会の創出につながると強調している。
ゲーム産業の育成は、首相、経済閣僚、タイ商工会議所(TCC)の幹部との協議で確認されたもので、民間企業もゲーム産業が将来のタイ経済を支える重要な成長エンジンになり得るとの認識を共有した。タイが国際的なゲームイベント「gamescom asia x Thailand Game Show」の開催地に選ばれたことも追い風となっており、世界のゲーム開発者、投資家、企業、ファンを結びつける国際的な交流の場として期待されている。
アヌティン首相は、同イベントが観光収入や展示会収入を生むだけでなく、タイのゲーム開発者、デザイナー、プログラマー、クリエイターが国際舞台で能力を示す機会になり、将来的な雇用、投資、ビジネス連携につながると評価。チャイチャノック・チッチョープ・デジタル経済社会相に、ゲーム産業エコシステムの整備を加速するよう指示した。具体的には、世界的なゲーム企業とタイの開発者の連携促進、デジタル・クリエイティブ人材の育成、国内事業者の支援、若者が高付加価値の労働市場に参入できる環境づくりなどが挙げられている。
首相府によると、2025年の「gamescom asia x Thailand Game Show」には、95カ国から20万6000人以上が来場し、81カ国から5500人超の業界専門家、294社の出展者が参加した。タイが地域のゲーム産業ハブとなる潜在力を示す結果となったという。会場では、タイの大学生がゲームデザイン、テクノロジー、ビジュアルアート、ストーリー制作などの作品を発表する「Thailand Game Talent Showcase」も開催され、適切な支援と産業界との連携があれば、若い人材が国際舞台で活躍できることが示された。
次回の「gamescom asia x Thailand Game Show 2026」は、10月29日〜11月1日にバンコク都内のクイーンシリキットコンベンションセンター(QSNCC)で開催される。政府は同イベントを雇用創出、収入拡大、未来のスキル育成、世界市場への進出を後押しする重要な場として支援していく方針。
























