【タイ】バンコク都庁(BMA)が、都内を巡回して都民100万人を無料で健康診断する「100万人無料健康診断キャラバン」を実施中だ。第一弾は、大気汚染の影響をより受けやすいバイクタクシーのドライバーを対象としている。
診断項目は、目、耳、肺の検査や、疲労度に関する問診など。診断結果によって、より精密な検査の実施や都内病院への通院を勧める。バンコク全域の公共施設、商業施設、寺院などを利用して幅広く巡回、1日に十数カ所で開催する。12月25日は、バンコク都庁前やバーンナー区のセントラルデパートで実施する予定。
バンコク都内のバイクタクシー・ドライバーの数はおよそ8万5000人。うちBMAに登録済みのドライバーはおよそ5200人。BMAは、多くのドライバーがこれまでに健康診断をほとんど受けたことがないという実情を確認できたとし、無料健康診断キャラバンの効果をアピールしている。
写真:バンコク都庁(BMA)