【タイ】タイ内務省災害防止対策局(DDPM)によると、走行中や停車中に発生した自動車の炎上事故は2025年上半期、149件に達した。同局がまとめた過去3年の事故件数は、
2022年:165件
2023年:221件
2024年:236件
で、年々増加傾向にある。今年は上半期で149件に達したことから、このペースでいけば昨年を大きく上回り、通年で300台前後もあり得るとしている。
炎上の原因としては、
・燃料漏れ
・エンジンの発熱
・配線やバッテリーなどの電気系統の不良
・ライター、スプレー缶、モバイルバッテリー、携帯電話などの発火
・車内での喫煙
・高温もしくは高温になり得る場所への駐車
・交通事故による炎上
などを挙げている。電気自動車(EV)が占める割合などには触れられていない。
DDPMは、自動車の定期点検を怠らず、車内での喫煙を控え、万一乗車中に火や煙が出た場合は速やかに停車してエンジンを切り、車外に避難するよう呼び掛けている。タイの消防は「199」。