【タイ】洪水や土砂災害の危険が迫った際、校長が自らの判断で即時に休校を決められる運用が全国の学校で始まる。政府は防災対応を能動的な体制に転換し、児童の安全確保を最優先する。パッダーラット・トーンサルアイコーン政府副報道官が6月7日に発表した。
デジタル経済社会省気象局などの分析によると、タイでは年々、洪水、急な浸水、土砂災害といったリスクが全国的に高まっている。昨年は学校2000校、児童16万人が被災した。繰り返し被災する学校も多いという。
教育省はこうした状況を踏まえ、学校に対して気象情報の常時確認と地元行政との緊密な連携を指示。危険が高まった際には、校長が状況を判断して即時休校を決定し、授業をオンラインやプリント配布、オンデマンド方式に切り替えることを認めた。教員には課題提出や試験の扱いを柔軟にし、児童や保護者の心理的な負担を軽減するよう求めている。
また、校内の安全な場所を地域の一時避難所として整備し、避難が必要な場合には学校が住民の受け入れ拠点となるよう、体制を整える。状況報告はLINEアプリでリアルタイムに行い、救援物資の迅速な手配につなげる仕組みも導入する。
























