【タイ】タイ警察消費者保護課(PCPB)は12月25日、バンコク都サーイマイ区内の民家と倉庫の2カ所で家宅捜索を行い、有名ブランドを装った偽のシャンプーや化粧品など計11万8455点を押収した。総額1000万バーツ(5000万円相当)を超えるとみられる。
捜査は、化粧品・ヘルスケア製造販売の88(タイランド)社から、同社の人気ハーブシャンプー「LYO(ライオ)」の偽物が多数販売されているネットショップがあるとの通報を受けたことがきっかけ。警察は販売ルートをたどっていき、ネット上で返品された荷物の受取住所から、サーイマイ区内のソイ・プームシン42にある民家を割り出した。
家宅捜索では、LYOのヘアケア製品をはじめ、「NU Formula」のスキンケア製品、「CeraVe」や「Bioderma」の化粧品、「Head & Shoulders」のシャンプーほか、別ブランドの偽シャンプーや歯磨き粉など5万7364点、偽商品用のブランドステッカー2万3355枚、ラベル印刷用のインクや機材など4054点が見つかった。
倉庫の借主は中国人で、海外から偽商品を密輸し、タイショップで販売していた。1日あたり500~1000点を販売、6カ月間ほど営業していたとみられる。ネットショップの店舗名、商品の保管場所、代金の受取口座などを頻繁に変更し、摘発を逃れていたもよう。家宅捜索時に中国人は不在で、それ以外の逮捕者の有無は明らかにされていない。
写真:POICE News Varieties






















