SME向け個人情報保護で連携 タイのSME D Bankと個人情報保護委事務局が覚書

【タイ】中小企業向け金融機関のタイ中小企業開発銀行(SME D Bank)と首相府個人情報保護委員会事務局(PDPC)は、個人情報保護法(PDPA)への理解促進と適切な対応を支援するため、協力覚書(MOU)を締結した。中小企業が法令を正しく順守し、情報漏えいなどのリスクを抑えながら、安全で持続的な事業運営を行える環境づくりを進める。

 PDPAに関する知識や実務対応の周知を共同で進め、個人情報の不適切な取り扱いによるトラブルや、情報漏えいに伴う事業コストの発生を防ぐ。中小企業の信頼性向上と中長期的な成長機会の確保を後押しする。

 中小企業は今後、政府が提供するPDPA対応支援プラットフォーム「GPPC(Government Platform for PDPA Compliance)」を活用できるようになる。法令順守に必要な手続きや管理体制の整備を効率的に進めることが可能となる。

 SME D Bankはこのほか、対面型の支援プログラムを含む経営支援サービスを提供するほか、デジタル学習基盤「DX by SME D Bank」を通じ、24時間利用可能な人材育成支援を行う。さらに、年利3%で最初の3年間は固定とする特別金利の融資制度を用意し、融資上限を3000万バーツとする。資金繰りの改善と財務負担の軽減を通じ、SMEの競争力強化と持続的成長を支援する。

 調印式は1月28日、バンコク近郊で開催された「データ・プライバシー・デー2026」の会場で行われた。

写真:タイ首相府

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