【タイ・米国】タイ首相府は1月29日、アヌティン・チャーンウィーラクーン首相が米下院軍事委員会の議員団の表敬訪問を受けたと発表した。議員団は1月28日から30日の日程でタイを訪問していた。
会談ではタイと米国の二国間関係について意見が交され、安全保障、経済、地域情勢を含む幅広い分野での戦略的パートナーシップを改めて確認した。双方は協力関係を一層強化することで、両国国民の利益に資するとともに、地域の平和と安定に貢献できるとの認識で一致したという。
安全保障分野では、防衛協力が長年にわたって両国関係の基盤となってきたことを再確認した。2月には、タイと米国が共催する多国間軍事演習「コブラゴールド」が45回目を迎え、インド太平洋地域で最大規模の演習として実施される予定であることも確認された。
経済面では、米国がタイにとって重要な経済パートナーであることが強調された。昨年、米国はタイの最大の輸出先となり、同時にタイ企業による対米投資も拡大し、米国内で多くの雇用を創出しているという。
双方はまた、相互に利益となる貿易関係の構築に向け、互恵的な貿易枠組みの実現を目指して協力する方針を確認した。現在、タイは米通商代表部(USTR)と技術的な協議を進めており、米国からの輸入拡大や主要産業分野での協力強化についても検討している。
さらに、オンライン詐欺などの新たな脅威への対応についても意見が交わされた。こうした犯罪は経済や社会に深刻な被害をもたらし、人身取引など他の越境犯罪とも結びついていると指摘された。アヌティン首相は、タイ政府としてこれらの問題を重要課題と位置づけ、関係機関に対し実効性のある対策を進めるよう指示していると説明した。























