ニパウイルス流行、タイ空港で検疫を強化 インド渡航に注意喚起

【タイ】インドで致死性の高いニパウイルス感染症の発生が確認されたことを受け、保健省疾病管理局(DDC)が主要空港での検疫体制を強化すると共に、インドへの渡航者に注意を呼びかけている。

 DDCによると、スワンナプーム、ドーンムアン、プーケットの3空港では、国際感染症担当官が入国者に対する監視を強化している。インド東部・西ベンガル州からの到着者を重点的に検査。空港ではサーモグラフィーによる体温測定を行い、体調不良の兆候が見られる場合は、その場で健康状態を確認する。高熱やニパウイルス感染が疑われる症状がある場合は、定められた手順に従い、指定の隔離施設に移送して精密検査を実施する。

 西ベンガル州からの入国者には、注意すべき症状や体調不良時の対応を記した「健康注意カード」を配布。ニパウイルス感染症の主な症状としては、発熱、激しい頭痛、筋肉痛、のどの痛み、せき、呼吸困難、強い眠気、意識障害、けいれんなどが挙げられる。入国後21日以内にこうした症状が出た場合は、速やかに医療機関を受診し、渡航歴や発症時期を医師に伝えるよう求めている。

 DDCはまた、観光や巡礼などでインドに渡航を予定しているタイ人に対し、渡航情報の確認や流行地域への不要不急の訪問を避けること、ウイルスを媒介する可能性のある動物との接触を控えることなどを呼びかけている。果物は十分に洗ってから食べ、動物や肉、死骸に触れた後は石けんで手を洗うよう注意を促しており、特にコウモリ、豚、馬、猫、ヤギ、羊などへの接触には警戒が必要だとしている。

 体調に異変を感じた場合は、DDCの相談窓口(電話:1422)に連絡するか、カードに記載されたQRコードから症状を報告できる。相談窓口は毎日午前8時から午後8時まで対応。

写真:保健省疾病管理局(DDC)フェイスブックより

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