【タイ】政府は、東北部の主要空港であるコーンケーン空港の機能強化に向け、着陸支援装置ILS(計器着陸装置)の導入を本格的に進める方針を示した。長年停滞していた計画を再始動し、安全性の向上と地域経済・観光の拡大を図る。
コーンケーン空港を視察したパッタラポン・パッタラプラシット副運輸相は、運輸省、同省空港局、タイ航空無線会社(エアロタイ)、地元機関、民間企業と協議し、同空港を東北部の主要な玄関口として強化する方針を確認した。特に重視したのが、ILS/DME(計器着陸装置・距離測定装置)の設置。霧や豪雨など視界不良時でも精度の高い離着陸を可能にし、遅延や着陸待機の減少につながる重要な設備だという。
同計画は10年以上遅れており、コーンケーン県や国全体の航空競争力、地域経済の発展に影響を与えてきたとし、政府は早期の具体的進展を目指している。空港近くの陸軍第8歩兵連隊の敷地内にILSを設置する方向で、陸軍との調整を進めているという。
パッタラポン副運輸相はまた、国際線の受け入れ体制整備、増加する旅客への対応、公共交通とのシームレスな接続、航空会社や地元企業との連携強化など、空港の総合的な機能向上についても協議した。観光促進策として、タイ政府観光庁(TAT)と連携した「Fly and Drive」プログラムへの民間参加も呼びかけている。
コーンケーン空港は現在、年間最大500万人の旅客処理能力を維持。中型・大型機の運航にも対応している。旅客ターミナルの改修など複数のインフラ整備が進行中で、2026年内の完成を見込む。
●政府がタイ国際航空と連携 主要都市と地方都市を結ぶ航空網拡充へ
パッタラポン副運輸相
写真:ภัทรพงศ์ ภัทรประสิทธิ์ – Phattrapong Phattraprasitフェイスブックより
























