【タイ・カンボジア】タイ陸軍第2軍管区の発表によると、7月24日朝に始まったカンボジア軍のタイ領土への攻撃は昼も続いており、東北部スリン県やシーサケート県では居住区、病院、ガソリンスタンド、遺跡などが攻撃され、多数の死傷者が出ている。第2軍管区は住民を避難させており、タイ赤十字は緊急用の輸血の確保を進めているという。
タイ軍は地上での応戦のほか、空軍のF-16戦闘機6機が出動した。国境から攻撃を加えるカンボジア軍の複数の大隊を爆撃し、すでに帰還済みと報じられている。
カンボジア国内では、スリン県パノム・ドンラック郡のクメール遺跡「プラサート・タームアン・トム」など2カ所からタイ兵が退却し、カンボジア兵が掌握したと伝えられているもよう。タイ側は否定している。また、第2軍管区は戦闘地域の地元住民による写真や動画のSNS投稿を控えるよう訴えている。
●カンボジアがタイに越境攻撃の試みか、タイ東北部の国境数カ所で戦闘
カンボジアからの砲弾を受けたガソリンスタンド併設のセブンイレブン
写真:タイ陸軍第2軍管区フェイスブックの動画より กองทัพภาคที่ 2
写真:スリン県住民コミュニティのフェイスブック ชุมชนคนสุรินทร์