更新:24日午後6時30分時点の、タイ陸軍を情報源とする報道で、兵士1人と8歳の男児を含む12人が死亡、30人以上がけが。
更新:24日午後4時時点の報道で、8歳の男児を含む9人が死亡、14人がけが。シーサケート県のセブンイレブンでは、6人死亡、10人けが。ブリーラム県でも戦闘が発生。
【タイ】タイ陸軍第2軍管区の発表やタイ国内のメディアの報道によると、7月24日朝に始まったカンボジア軍のタイ領土への攻撃で、タイ東北部で昼までに民間人4人が死亡した。12歳の子ども1人と、学生2人が含まれる。一部では8人死亡と報じられている。けが人は十数人に達する。
カンボジア軍はBM-21グラート(旧ソ連製122mm自走多連装ロケット砲)を多用しており、東北部スリン県カープチュン郡内の民家が同砲の砲弾2発を受け、大人1人と12歳の子ども1人が死亡、ほか2人がけがをした。同郡の86町村では避難命令が出ており、4万人が隣のプラサート郡に移動中と伝えられる。
また、隣県シーサケート県カンタララック郡内のガソリンスタンド併設のセブンイレブンがやはりBM-21グラートの砲撃を受けて炎上、店内にいた学生2人が死亡した。同郡が接するカンボジア国境には、ユネスコの世界遺産に認定されたヒンズー寺院「プレアビヒア(タイ語名ワット・カオプラウィハーン)」が残る。
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●カンボジアがタイに越境攻撃の試みか、タイ東北部の国境数カ所で戦闘
砲撃を受けたスリン県カープチュン郡内の民家
写真:スリン県住民コミュニティのフェイスブック ชุมชนคนสุรินทร์