タイの詐欺被害、投資詐欺が依然最大 全体では21〜30歳女性が最多

【タイ】タイ警察オンライン詐欺対策センター(ACSC)は5月11日、過去1週間(5月3〜9日)の詐欺被害統計を公表し、経済犯罪の中で「投資詐欺」が依然として高い被害額を記録していると発表した。被害者の多くは21〜30歳の女性で、最も騙されやすい層だとして注意を呼びかけている。

 警察の発表によると、オンライン通報窓口「Thaipoliceonline」には5月3〜9日、計6138件の被害が寄せられた。被害総額は1億7843万8675バーツ(9億円相当)だった。件数は週の前半から中盤にかけて高止まりし、5月9日に799件まで減少したものの、平均では850〜900件となった。詐欺の内訳は、商品・サービス詐欺が全体の8割以上を占めるものの、被害額はほぼ半減しており、小口の詐欺が増えているとみられる。

 被害額は減少傾向を示し、以前は週5億バーツ規模だったものが、最新週では1億7843万バーツと数カ月ぶりの低水準となった。求人詐欺は件数が半減し、被害額も4000万バーツ以上減少した。一方、投資詐欺は件数こそ少ないものの、被害額は5390万バーツと週内で最も高かった。

 性別・年齢別の分析では、詐欺全体で女性の被害が男性を上回り、特に21〜30歳が最も被害に遭いやすい層であることが確認された。SNS、マッチングアプリ、モバイル決済などデジタルサービスの利用率が高く、詐欺に接触する機会が多いと分析されている。投資詐欺やロマンス詐欺など、若年層を狙った手口が増えていることも背景にあるという。

写真:POLICE News Varieties

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