アピシット元首相、民主党党首に正式復帰へ 党再建で新執行部発足

【タイ】アピシット・ウェーチャチーワ元首相(61)が、10月18日に開かれた民主党の臨時党大会で党首に復帰した。同大会では新たな執行部も選出され、低迷が続く党勢の立て直しに向けた布陣が固まった。

 アピシット元首相は2005年から2019年まで党首を務め、同党7代目の指導者として活躍。今回、第10代党首として返り咲いた。今回の布陣には、英国留学時代の学友でアピシット政権時に財務相を務めたコーン・チャーティカワニット氏が副党首として加わる。

 アピシット元首相は1964年8月3日、英国ニューカッスルに生まれ、幼少期をタイと英国で過ごした。名門イートン校を経てオックスフォード大学に入学し、哲学・政治・経済学(PPE)を首席で卒業し、経済学修士号を取得。帰国後はタマサート大学などで経済学を教え、1992年に27歳で下院議員に初当選、首相府相などを歴任した。

アピシット元首相、民主党党首に復帰へ

写真:Abhisit Vejjajivaフェイスブックより

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