【タイ】現存するタイの政党で最古を誇る民主党に、アピシット・ウェーチャチーワ元首相(61)が党首として復帰する。チャルームチャイ・シーオーン党首が9月12日に、健康上の理由で辞表を提出したことに伴うもの。
アピシット元首相は1964年8月3日、英国ニューカッスルに生まれ、幼少期をタイと英国で過ごした。名門イートン校を経てオックスフォード大学に入学し、哲学・政治・経済学(PPE)を首席で卒業し、経済学修士号を取得。帰国後はタマサート大学などで経済学を教え、1992年に27歳で下院議員に初当選、首相府相などを歴任した。
2005年から2019年まで14年間にわたり民主党党首を、2008年から2011年まで首相を、それぞれ務めた。2019年の総選挙で議席を減らし、支持も急落したことから党首を辞任、後に離党していた。
アピシット元首相 写真:Abhisit Vejjajivaフェイスブックより