【タイ】タイ商務省貿易政策戦略事務局(TPSO)によると、タイの果物輸出総額が2024年、65億1000万米ドルに達し、過去5年間の平均58億6000万米ドルを上回った。また、農産物全体の輸出の23%を占めた。
生鮮果物の輸出総額は51億5000万米ドルで、うち最多のドリアンは37億6000万米ドル(85万9183トン)で生鮮果物全体の73%を占めた。輸出先のトップは中国で97%、以下、香港、韓国、マレーシア、米国と続く。
リュウガンの輸出総額は5億7100万米ドル(52万7927トン)で、輸出先のトップは中国で同73%を占めた。以下、インドネシア、ベトナム、マレーシア、インドなど。
マンゴスチンは同4億9100万米ドル(28万4860トン)で、輸出先のトップは中国で同91%、以下、ベトナム、韓国、米国、アラブ首長国連邦(UAE)など。
ヤングココナッツは同2億1700万米ドル(25万7428トン)で、輸出先のトップは中国で同83%、以下、米国、香港、シンガポール、オランダなど。
マンゴーは同1億3300万バーツ(10万6753トン)で、輸出先のトップは韓国で同62%、以下、マレーシア、日本、ベトナム、ラオスなど。
中国はタイ産ドリアンの輸入を2023年に解禁して以降、驚異的に輸入量を増やしていった。タイでは2024年にドリアンが不作となり、国内では成長の悪い小ぶりなドリアンが目立ち、「良いドリアンはみんな中国に送られた」と噂になった。