クレーン事故続発でタイ首相ため息「また同じ会社か」、施工業者追及へ 運輸相は全高架工事の中断を指示

【タイ】ラマ2世通りで1月15日に発生したクレーン倒壊事故の報告を受け、アヌティン・チャーンウィーラクーン首相は記者団に「また同じ会社か」と述べてため息を漏らし、詳細な報告を求めるため関係機関を招集すると語った。一方、ピパット・ラチャキットプラカン副首相兼運輸相は同日、類似した事故が繰り返されている点を問題視し、全国の高架建設工事を一時中断するよう指示した。

 アヌティン首相は「事態を放置できない」と述べ、必要な措置を講じる考えを示した。首相は会社名を明言しなかったが、ピパット運輸相は事故現場の施工業者がゼネコン大手イタリアンタイ・デベロップメント(ITD)であることを認めた。運輸省は複数の調査委員会を設置済みで、施工体制や安全管理のチェックリストを全面的に点検するとしている。

 イタリアンタイは、14日に発生したクレーンが列車に直撃した事故でも高架鉄道の建設を請け負っていた。また、2025年3月のバンコク地震で倒壊したタイ会計検査院(SAO)新本部ビル(建設中)の工事も請け負っており、「タイの建設王」と評されるプレームチャイ・カンナスート社長が業務上過失致死傷の容疑で逮捕されている。

【更新:2人死亡、5人けが】今度はラマ2世通りでクレーン倒壊 1人死亡、複数人けが バンコク西郊サムット・サーコーン
高速鉄道建設クレーン倒壊事故、タイ首相が責任追及と業者処分を指示
【更新:死傷者96人】タイ東北部の高速鉄道建設でクレーン倒壊、通過中の列車を直撃 3人死亡、40人以上けが
バンコクでのビル倒壊事故、17人に逮捕状

ラマ2世通りの事故現場 写真:Fire & Rescue Thailand

関連記事

トピック

ページ上部へ戻る