【タイ】バンコク西部で建設中のラマ2世通り高架道路が、今年11月には完成する見込みだ。スリヤ・ジュンルンルアンキット副首相兼運輸相が2月17日、タイ高速道路公社(EXAT)からの報告として明らかにした。
ラマ2世通りの高架道路は、バンコクからサムット・サーコーン県まで続く高速道路(M82)建設の一区間。年内に工事を終え、来年にシステム設置、M82としての全面開通は2027年になるという。
ラマ2世通りの高架道路工事ではこれまで、クレーンが倒れたり、巨大コンクリート片が落下したりするなど事故が多発し、工事関係者や通行車両のドライバーなどの死傷者が続発していた。2024年11月29日にはガントリークレーンが倒れて死者6人、けが人9人を出し、周辺の通行止めを引き起こしていた。