【タイ】タイ商務省は7月7日、消費者物価指数(CPI)が6月、前年同月比で0.25%下落したと発表した。3月連続の下落だが、デフレの兆候はないとしている。
中東情勢の緊張緩和による原油価格の安定、タイ政府による電気代の引き下げ、たまご、野菜、果物といった生鮮食品の価格下落などが要因。5~8月の電気料金は1ユニットあたり3.98バーツで、政府が閣議で1~4月の同4.15バーツからの引き下げを承認していた。
商務省は、CPI上昇率は第4四半期で増加に転じ、今年通年のインフレ率は0.5%を中間値に0%から1%の範囲で推移すると見込んでいる。タイ中央銀行(BOT)の今年のインフレ目標は1.0~3.0%。