タイ・ゼネコン大手社長仮釈放、密猟で1年11カ月服役

【タイ】密猟などで禁錮3年2カ月の実刑判決を受け2021年12月から服役していたタイ・ゼネコン(総合建設会社)大手イタリアンタイ・デベロップメント(ITD)のプレームチャイ・カンナスート社長(69)が17日、仮釈放された。

 プレームチャイ氏は2018年2月、タイ西部カンジャナブリ県のトゥンヤイ・ナレースワン自然保護区内で、自身の運転手、猟師ら3人とキャンプしていた際に逮捕された。現場でライフル2丁と散弾銃1丁、密猟されたとみられるクロヒョウ、キョン(シカの一種)、ミヤマハッカン(キジの一種)の死体が押収された。プレームチャイ社長は逮捕された際に、見逃してもらおうと自然保護区職員に贈賄を試みたが、拒否された。このときの会話は録音され、裁判で証拠として提出された。2021年に最高裁で判決が確定した。

 ITDは中国系タイ人のカンナスート(陳)家とイタリア人のサルベージ技術者が1958年に設立。バンコクの高架鉄道BTS、スワンナプーム国際空港などの建設を手がけ、バングラデシュ、カンボジア、ラオス、インドネシア、ミャンマーなどでも事業を展開している。2022年は売上高678.3億バーツ、最終赤字47.6億バーツ。プレームチャイ社長はITDの創業者一族の1人で、同社の筆頭株主(出資比率11.9%)。

 同社のホームページやタイ証券取引所(SET)の開示情報によると、プレームチャイ氏は収監後も現在に至るまで社長に留任している。

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