【タイ】政府は、バンコク都内のデータセンターで無許可の燃料タンクが見つかったことを受け、燃料保管、建物安全、環境影響、水・電力使用を対象とした全都的な安全点検を実施する。エーカナット・プロームパン・エネルギー相が9月3日の下院質疑で明らかにした。
バンコクでは9月2日、ラマ9世病院近接のデータセンターが許可を得ずに15万リットル超の軽油(タンク容量は20万リットル超)を保管していたことが発覚。バンコク都庁(BMA)は単独型データセンター3件の新設計画を中断し、燃料保管、土地利用、安全対策、電力・水道への負荷に関する規制強化を踏まえて再審査すると発表していた。前日の1日にも、チャイチャノック・チッチョープ・デジタル経済社会相が、「バンコクで無許可のまま稼働している複数のデータセンターが存在する疑いがあり、調査を加速するよう指示した」ことを明らかにしていた。
エーカナット・エネルギー相は「都市部のデータセンターが大量の予備燃料を保管すべきではない」と述べ、周辺住民への影響防止、水・電力使用の適正化、経済効果の提示など新たな枠組みに盛り込む必要があるとした。
政府は規制分散を是正するため、8月5日に「データセンターポリシー委員会」を設置している。建築許可、建物規制、燃料保管、環境影響、公共資源の使用など複数機関にまたがる基準を統合し、投資促進と住民保護の両立を図る方針だが、この数日間に発覚した事案では、バンコク都庁、エネルギー省、デジタル経済社会省がそれぞれ対応にあたっている。
●バンコク都心部のデータセンター、20万リットル超の軽油を無許可で保管 エネルギー事業局が告発へ
●バンコク都庁がデータセンター3計画を中断 燃料・土地利用・安全基準の強化で再審査
●バンコクに無許可のデータセンターか 燃料の不当備蓄、外資企業の関与の疑いも



























