【タイ】スイスの食品大手ネスレは、世界的に増加するペットフード需要に対応するため、東部ラヨーン県のアマタシティ・ラヨーン工業団地で総額64億バーツ(320億円相当)の生産拡張に乗り出す。今回の投資は、7月に発表した230億バーツの新コーヒー工場建設に続くもの。
投資委員会(BOI)によると、ネスレ(タイ)社の申請が承認され、ペットフード工場(45億バーツ)とペット用スナック工場(19億3000万バーツ)の2件が新設される。輸出向けに国内原料を積極的に使用し、タイの農業分野の付加価値向上も図る。
原料調達の国内比率は年間4.5億バーツ以上を見込む。ペットフード工場では「Felix」「Pro Plan」「Friskies」向けに鶏肉、イワシ、野菜、油脂、ビタミンなど国産原料を56%使用。スナック工場では「Purina One」「Felix」向けに鶏肉、砂糖、タピオカ粉などを88%使用する。
タイはペットフード輸出で世界2位の規模を持つ。世界的にペットを家族として扱う傾向が強まる中、タイのペットフード産業は年8%超で成長。その中でネスレの新工場の製品は、米国、カナダ、日本、豪州、ニュージーランドなど主要市場向けに9割以上を輸出する。
ネスレは1993年にタイに進出。2026年の新規投資は計290億バーツ超となり、国内農産物の年間47億バーツ規模の需要創出につながるとしている。



























