【タイ】アヌティン・チャーンウィーラクーン首相とピパット・ラチャキットプラカーン副首相兼運輸相は8月31日、南部ソンクラー県とパッタルン県を結ぶ橋およびクラビー県ランター島の連絡橋の建設契約調印に参列した。両事業は、南部の交通網を強化して観光振興と地域経済の底上げを図りつつ、自然環境の保全と持続可能な開発を両立させることを目指す。
2カ所の橋はいずれも、環境負荷を減らしながら交通インフラを整備する政策「Green Transport」のもとでの環境配慮型の開発を掲げる。調印にはアヌティン首相やピパット副首相のほか、地方国道局、タイのインフラ整備・経済再構築・持続可能な開発を支援する世界銀行などの関係機関が参列した。アヌティン首相は、「両橋が移動の安全性向上、観光ルートの拡充、地域経済の活性化に寄与する」と述べ、特にイラワジイルカが生息するソンクラー湖の生態系保全を最優先に進める姿勢を示した。
政府はアセアン地域の安定と協力強化を重視し、インフラ整備を地域の成長と結びつける方針。首相府によると、ランター島の住民代表は「フェリー依存の移動制約が解消される」とし、観光と自然保護を両立する地域発展に期待を寄せているという。


























