【タイ】観光事業の回復を受け、観光スポーツ省観光局が旅行業者に義務付ける保証金の引き上げを提案している。アウトバウンドを含む一般旅行業は6万バーツ(30万円相当)から20万バーツに増額するなど、業種別に段階的な引き上げを行う方針。
保証金は旅行会社が営業許可を取得する際に観光局に預託する担保金で、倒産や契約不履行が発生した場合、観光局が保証金の範囲内で最低限の補償を行う仕組み。旅行者の損害を全額補償する制度ではなく、あくまで「緊急救済のための担保」であることから、観光市場の規模に比べて補償額が不足するケースがほとんど。
保証金は先のコロナ禍で事業者支援のために引き下げられていたが、観光需要が回復してきたことから、現状に合わせて見直す必要があると判断された。改定案では、特定地域旅行業(小規模・地域限定ツアー)を3000バーツから1万バーツ、国内旅行業を1万5000バーツから5万バーツ、外国人受け入れ旅行業(インバウンド)を3万バーツから10万バーツに引き上げる。
旅行業ガイド委員会は8月13日に原案を承認済み。観光局は事業者や国民から意見を募る45日間の公聴手続き(8月17日〜9月30日)を実施しており、中央法令意見聴取システムで受け付けている。



























