【タイ】東急株式会社は6月26日、タイ大手財閥サハグループおよび両社の合弁会社サハ東急コーポレーションと、タイ東部チョンブリー県シーラーチャー(シラチャー)での将来開発に関する協定を締結した。3社は共同で長期的な都市開発構想を検討する。
東急は2014年にサハグループと合弁会社を設立し、シラチャーで日本人駐在員向けのサービスアパートメント「ハーモニック レジデンス シラチャ」(子育て世帯向け)および「グリーンライフ シラチャ」(単身および夫婦世帯向け)の開発・運営を進めてきた。今回の協定は、これまでの協業を踏まえ、サハグループが所有するおよそ112ヘクタールの土地を対象に、オフィスや住環境、教育施設などを含む将来の街づくりを検討するもの。
シラチャーは首都バンコクから南東約100キロに位置し、周辺には日系製造業が集積する。タイ政府が産業誘致を進める東部経済回廊(EEC)内にあり、人口増加や高速道路出入口の整備など、開発余地が大きい地域とされる。
サハグループの中核企業サハ・パタナ・インターホールディング(SPI)は、日本をコンセプトにした商業施設「J-PARK」や工業団地の開発を手がけており、行政との調整や土地活用で主導的役割を担う。サハ東急は、既存のサービスアパートメント運営で得た知見を生かし、将来の施設運営を見据えて検討に参加する。東急は日本国内で培った沿線開発のノウハウを提供し、都市計画面で協力する。
3社は今後、市場分析や用途検討を共同で進め、産業誘致や住環境整備を含む長期的な開発計画をまとめる方針。東急とサハグループはバンコクでも不動産開発を共同で進めており、今回の協定を機に連携を強化するとしている。


























