【タイ】タイ首相府のサシガーン・ワッタナチャン副報道官は4月6日、2024年末に南部を中心に発生した洪水被害で政府はこれまでに、被災世帯99万7788世帯に総額89億8009万バーツ(380億円相当)の補償金を支払ったことを明らかにした。一方、未だ補償金を待つ被災世帯が8万6876世帯あり、7億8180万バーツが未払いのままだという。
補償金の未払いは、総理府予算庁の追加予算の配分が追い付かないため。今年2月の閣議承認でようやく補償金の支払いが決まった世帯もあるという。サシガーン副報道官は、未払い分も今後、迅速に作業が進められると説明した。
タイ南部では2024年11月から12月にかけて豪雨による洪水が発生、チュムポーン県以南の11県で110万世帯が被災、40人近くが死亡した。