【タイ】タイ警察人身取引対策課(ATPD)は9月5日、未成年者の売春を斡旋した疑いで、タイ人の男(38)をバンコク東郊サムットプラカーン県内で逮捕したと発表した。これまでに50人以上の少女を売春に勧誘していたとみられる。
男は2022年に児童ポルノの画像や動画を流通させた疑いで逮捕され、執行猶予付きの有罪判決を受けていた。その後は児童売春斡旋に転じ、自身のニックネームで「頂点」や「最高」を意味するタイ語の「ヨート」と、英語の「the kids」を組み合わせた「ヨート・ザ・キッズ」というブランドネームを立ち上げ、LINEなどのSNSで未成年の売春を宣伝。「ヨート・ザ・キッズはこの世界で決して死なない」と公言し、少女の写真、プロフィール、体のサイズ、料金、禁止事項などを記した投稿を秘密グループに掲載して客を募っていた。
警察の捜査は、オンライン上で18歳未満の少女を売春に勧誘する組織を調べる過程で、ヨート・ザ・キッズの名前を確認したことが発端となった。男はSNSでの接触に加え、自宅近くに住む少女に直接近づき、「金になる仕事がある」などと誘って売春を持ちかけていた。
少女たちの写真と情報を集めて秘密グループに投稿し、客から紹介料を受け取る仕組みで、1人紹介で500バーツ、3人で1000バーツ、人数無制限で1500バーツの3種類を設定していた。少女の報酬は1回3000〜5000バーツだった。警察は複数のSNSで継続的に売春広告が投稿されていたことを確認し、17歳の少女が男に勧誘されて客を紹介された事例などを基に逮捕状を請求した。
取り調べで男は、自らの未成年に対する性的嗜好を認め、これまで50人以上の少女を紹介していたと供述した。警察は、執行猶予付きの前科よりも悪質であるとし、厳罰を念頭に刑事手続きを進めている。



























