【タイ】チャチャート・シッティパン・バンコク都知事によると、陥没事故が発生したバンコク都ドゥシット区内のサームセーン通りは、2027年10月までに再開する見通しだ。タイ電車公社(MRTA)が進めるMRT(地下鉄)パープルラインの南延伸区間の建設が重なっており、現在も復旧作業および通行止めが続いている。
サームセーン通りでは9月24日午前7時ごろ、ワチラ病院前の道路が約30メートル四方、深さ50メートルの規模で陥没した。原因は地下で行われていたパープルライン建設工事で、首都水道公社のサームセーン浄水場につながる主要水道管の一部も損傷した。死傷者の報告はない。
バンコク都議からは、「復旧作業で2年は長すぎる」との批判の声が上がっているという。これに対しチャチャート・都知事は、「道路幅が狭く、鉄道トンネルを上下に重ねる構造を採用せざるを得なかったことなどが、建設工事自体と事故後の復旧作業を複雑にしている」と説明している。
復旧作業の初期段階では、周辺建物への影響を防ぐために空洞部分を埋め戻して地盤のさらなる移動を制御。その後、地下鉄トンネルの補修を進めて現場周囲に擁壁を設置する。
復旧作業は2027年5月に完了し、10月に道路再開を目指す。都庁は代替交通手段として、路線バス、都庁フィーダーバス、乗り合いバン、チャオプラヤー川のエクスプレスボートを手配し、自家用車利用の抑制を図っている。
●サームセーン通りの警察署舎、解体へ 道路再開は未定
●バンコク・ドゥシット区の道路陥没、現場前のワチラ病院は患者移送
2025年9月24日の陥没現場 写真:レスキュー隊「1677(ร่วมด้วยช่วยกัน)」フェイスブックより























