【タイ】バンコク都ドゥシット区内のサームセーン通りで9月24日午前7時ごろ、ワチラパヤーバーン病院前の道路が約30メートル四方、深さ50メートルの規模で陥没した。これまでに死傷者の報告はないが、ワチラ病院の患者の移送および周辺住民の避難といった措置が取られている。
陥没現場は、バンコク地下鉄(MRT)パープルラインの延伸計画で建設中のワチラ駅に隣接しており、事故との関連が指摘されている。現在、サームセーン通りのワチラ病院前の区間は全面通行止めとなっており、周辺道路では数キロにわたって深刻な渋滞が発生している。
午前8時30分にはチャチャート・シッティパン・バンコク都知事が現場に到着。副知事、防災局長、区長、病院関係者、警察、水道・電力当局、地下鉄建設業者らと共に被害状況を確認した。都知事は被害の拡大防止と復旧作業の迅速化を指示し、付近を通行する都民に広域的な迂回を呼びかけた。
写真:レスキュー隊「1677(ร่วมด้วยช่วยกัน)」フェイスブックより
写真:Fire & Rescue Thailand
Fire & Rescue Thailand動画
写真:バンコク都庁(BMA)