タイでロマンス詐欺、アフリカ系外国人13人を逮捕

【タイ】タイ警察は1月21日、バンコク北郊ノンタブリー県パークレット郡で「ロマンス詐欺」に関与したとされる外国人の男13人を逮捕したと発表した。被害を受けたタイ人女性が警察に相談、今回の一斉摘発につながった。

 事件の発端は、被害者の女性が2025年末にSNSで中国人技術者を名乗る男と出会ったことによる。恋愛関係のようなやり取りを重ねていると、2026年に入ったころに「大型建設事業の資金を引き出せない。立て替えてほしい」と持ちかけられた。女性は計200万バーツ(1000万円相当)を4回に分けて指定されたミュール口座(名義貸し口座)に振り込み、ようやく詐欺だと気づいた。

 警察が資金の流れを追跡した結果、複数人で役割を分担するグループの関与が浮上した。だまし役、現金化役、口座手配役などに分かれ、通信アプリ「テレグラム」上で連絡を取り合っていたとされる。19日午後、男らが被害者とチャットを始める時間を狙って捜索に踏み切った。逮捕されたのはナイジェリア人11人、コートジボワール人2人で、パソコンや携帯電話などの通信機器34台が押収された。

 入国管理局の確認では、逮捕者13人のうち8人の在留許可期限が切れており、不法滞在の状態だった。ほか5人はラオス国境からの不法入国で、出入国記録さえなかったという。

 押収した端末の解析では、男らはヨーロッパ人やアジア人になりすまし、タイ人女性や外国人に接触して送金を促していた文面が複数確認された。だまし取った金の一部を、暗号資産を使って海外に送金していた可能性があるという。

写真:POLICE News Varieties

関連記事

トピック

ページ上部へ戻る