バンコクの歩道に監視カメラ設置、バイクの走行取り締まり

【タイ】バンコク都ラープラーオ区内の主要地点に歩道監視用カメラが設置され、バンコク都庁(BMA)の副知事らが現地を視察した。カメラは主に、歩道を走行するバイクの取り締まりに活用される。

 BMAは2024年から、AI機能を備えた監視カメラ「BMA AI CAMERA」システムを導入し、交通違反の取り締まりを強化している。重点を置くのは歩道を走行するバイクの摘発で、従来は各区役所の職員が現場で取り締まっていたが、AI活用によってカメラが自動で検知・記録する方式に切り替えられた。

 違反車両のナンバープレート情報はBMAのシステムに送られ、陸運局のデータベースと照合された上で、区役所から呼び出しや罰金処分が行われる。歩道走行や違法駐車といった違反行為には、罰金2000バーツが科される。

 ラープラーオ区内には現在、57カ所のバイクタクシー乗り場があり、登録ドライバーは808人に達する。BMAはこのうち10カ所を「モデル乗り場」として整備する方針で、服装、ナンバープレート、運賃、乗り場の位置、交通マナーなど、法令に基づく基準を満たしているか定期的に点検している。不備があればドライバーに是正を求め、改善を徹底する。

写真:バンコク都庁(BMA)

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