「タイ人のための住居」プロジェクト始動 1月20日に登録開始

【タイ】スリヤ・ジュンルンルアンキット副首相兼運輸相が1月9日、政府主導による住宅プロジェクト「タイ人のための住居」の始動を明らかにした。ペートーンターン・チナワット首相が1月17日に候補地を視察、入居のためのオンライン登録(応募)は1月20日に始まる。

 パイロットプロジェクトとしての候補地は、バンコク都内の「ニコム・ロットファイ11キロ駅」周辺、同「トンブリー駅」周辺、中部パトゥムターニー県の「チェンラーク駅」周辺、北部チェンマイ県の「チェンマイ駅」周辺の4カ所で、いずれもタイ国鉄所有の土地を有効活用する。このうちペートーンターン首相が視察する候補地はニコム・ロットファイ11キロ駅周辺で、近隣のクルンテープ・アピワット中央駅(バーンスー駅)で開催予定のプロジェクトに関する展示会にも出席する。

 開発予定の住宅は一戸建ておよび8階建てコンドミニアムで計30万戸。一戸建ては200平米(うち上物50平米)、コンドミニアムは30平米、40平米、45平米、51平米の4タイプ。家賃は月当たり4000バーツからで、30年間の居住で計99年の居住権利を得られる。いわゆる借地権付き住宅で、実質的な購入となる。

 応募の条件は、タイ国籍を有する、月給5万バーツ以下、居住目的の不動産動産は初めて、など。1人1戸のみの入居で、5年間は権利の転売および譲渡が不可。投資・投機や居住以外での利用などが禁止される。

スリヤ副首相兼運輸相 写真:タイ首相府

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