【タイ】タイ首相府のカーロム・ポンポーンクラン副報道官は4月18日、ソンクラーン(タイ正月)で全国的に行われる水かけ祭りの「かかりやすい5つの病気」を発表した。自覚症状がある場合は速やかに医師の診察を受けるよう促している。
1) A型肝炎:清潔でない水や食材を介して感染。発熱、倦怠感、食欲不振、吐き気、腹痛、軟便、下痢、黒っぽい尿などの症状が現れる
2)結膜炎:ウイルスや細菌が目に感染することで広がり、充血、目やに、痛みを伴う症状が現れる。ほとんどの場合、1~3 週間で自然に治るが、症状が数か月続くこともあり
3)皮膚真菌症(水虫やたむしなど):白癬菌(はくせんきん、カビの一種)が原因。湿気の多い環境や接触を通じて感染し、かゆみや皮ふの剥離、円形の発疹などの症状が現れる
4)下痢:腸内に老廃物や細菌が残ることがあるため、下痢止め薬の服用は避けたい。牛乳を含む食品の摂取も避け、柔らかくて消化しやすい食べ物を摂る必要があり。3歳未満の子どもや高齢者は医師の診察を
5)肺炎:細菌やウイルスが飛沫・接触感染で広がり、せきやたん、発熱、息切れなどの症状が現れる