【タイ】タイ国立開発行政研究院(NIDA)が実施した、タイ・カンボジア国境情勢に関する世論調査の結果で、「正常」と認識しているとの回答が2%あった。「異常」との回答は半数弱だった。今回の調査は、8月18日から19日にかけて、全国1310人の18歳以上の有権者を対象に電話で行われた。
タイ・カンボジア国境の現在の情勢についての質問には、
・完全に正常、懸念はない:2%
・あまり正常とはいえない:24%
・正常だが安心できない:29%
・異常であり懸念している:45%
との回答だった。カンボジアとは「対立状態が常」という意味の答えも含まれると思われる。
タイ・カンボジア対立への大国の関与についての質問には、
・平和を真に望んで介入していると思う:9%
・本気で介入しているとは思えない6%
・利益目的だと思う:65%
・介入は拒否すべき:17%
・無回答・関心なし:3%
との回答だった。大国の具体的な国名は挙げられていないが、米国や中国を指すものと思われる。
カンボジアと付き合うべきかとの質問には、
・以前と変わらず友好国:2%
・付き合えるが信用できない:29%
・付き合うべきではない:54%
・敵対国と見なす:14%
・無回答・関心なし:1%
との回答だった。
写真:タイ陸軍第2軍管区フェイスブックより
画像:NIDA