12月10日(火)は憲法記念日(วันรัฐธรรมนูญ)で祝日。タイは現在、12月5日(木)の「父の日」から飛び石連休に入っている。年末年始の混雑を避けて12月上旬のこの時期に連休を取って地方旅行に出るタイ人が多く、結局はどちらの時期も混雑する。
憲法記念日は、1932年の同日にタイで最初の恒久的な憲法が制定されたことを記念する。タイ(当時Siam、 シャム、タイ語でサヤームสยาม)では同年6月24日に立憲革命が起き、絶対君主制から立憲君主制へと移行した。恒久憲法は6月27日制定の暫定憲法を経て、12月10日に制定される。
1948年、12月10日が憲法記念日として祝日に決定された。1950年には祝日が9日から11日までの3日間に拡大されたが、1955年に1日に戻り、現在に至る。
バンコク都内の民主記念塔の中心に造られた、憲法原本を模した金色の記念碑は有名。実際の憲法原本はタイ国会議事堂付属博物館に保管されている。