【タイ】電気自動車(EV)充電器メーカーの「株式会社ジゴワッツ」(本社:東京都中央区)が、タイ国内の機械式駐車場に自社開発のEV充電器「Mode3 EV」を設置した。2030年までに、国内外で15万台以上のEV充電器の販売および設置を目指す。
ジゴワッツによると、世界の新車販売におけるEVの割合は年々増加し、2024年には20%を超えた。タイでも2022年の同2%が2024年には同13%に急増している。
このような状況を踏まえ、ジゴワッツは2025年からの海外展開の方針を打ち出し、ベトナムおよびインドで3月、現地企業との提携でEV充電器事業を開始した。タイでは5月、機械式駐車設備販売会社「General Automatic Cars Parking System Co., Ltd.」からハードウエアとソフトウエアを一体化させたソリューションで評価を受けたことを機に、同社が運営する機械式駐車場に最大7.5kWのMode3 EV充電器5台を設置した。
ジゴワッツはベンチャー企業で唯一、一般財団法人の日本自動車研究所認証センターからの「JARI認証」を取得した「産業用モデル」や、日本最小とされる「Ella」といったEV充電器を開発販売している。EV充電サービスの「PIYO CHARGE」も同社製。