タイ東北部のほぼ中心に位置する県。今でこそジャスミン米が県の特産となり、市内には貯水池など水が豊富に蓄えられているが、昔はあまりの不毛さに、(16世紀ごろに)移住してきたラオス人が泣いたという逸話が伝えられる。
ローイエットという県名は101という意味。昔はサケート・ナコーンという名で知られ、周囲に11の町を従え、それぞれに通じる道に門を構えていた。タイ政府観光庁の説明によると、11=10と1。その10と1を並べて101とし、ローイエットと呼ぶようになった。
ローイエット市内の昔からのシンボルは、タイで最も高いとされる立仏像。仏教寺院「ワット・ブーラパー・プラーム」に全長59.2メートル、台座を含めて67.85メートルの高さでそびえている。横からみるとかなり平べったい。また、2020年に完成した「ホーウォート101」は新しいランドマークで、東北地方の音楽の演奏で使用されるウォートという楽器を模したデザインが特徴的。
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人口: 129万6,000人(2021年、内務省地方自治振興局)
面積:8,299平方キロメートル(エネルギー省)
距離:バンコクから512キロ(タイ道路協会)
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