【タイ】タイ空港公社(AOT)が、国際線到着エリアでの免税店再開を検討している。乗客からの要望、国際空港としてのサービス低下、収入減などが背景にある。政府が承認すれば、既存のコンセッションを持つキングパワーと協議に入りたいとしている。
到着エリアの免税店は2024年の閣議決定で廃止された。シリポン・アンカサクンキアット副運輸相は「当初の判断が2年間の試行的措置だったのか、恒久的な廃止だったのかを確認する必要がある」と述べ、免税店の再開を単なる販売促進とは位置づけていないとした。入国審査が混雑する際、乗客が待ち時間を過ごせる商業スペースとしての活用も検討しているという。
AOTは、「旅客から復活を求める声が寄せられている」と説明。サービス水準の評価でも、到着免税店がないことが他国の国際空港との比較で不利に働き、AOTの収入減にもつながったとしている。旅客が出発国で買い物を済ませる例が増え、国内消費の機会が失われたという。
復活案では、事前注文品を到着時に受け取る「ピックアップ方式」と、従来型の店舗方式の2案が検討されている。廃止後に一部スペースが別用途に転用されているため、再開時は配置の見直しが必要となる。ただ、コンセッションは現在も有効で、廃止は契約終了を意味しないとされる。AOTは、再開が認められれば新規契約ではなく、既存事業者との条件調整で対応する方針を示している。



























