【タイ】バンコク都ディンデーン区内の公営住宅で、1300人分の外国人名が虚偽の住所で住民票に登録され、非タイ国籍者向け身分証「ピンクカード」を不正取得するための組織的な不正が行われていたことが明らかとなった。同身分証の不正取得はタイ国籍の不正申請につながる。ウォーラシット・リアンプラシット副内相が8月18日、関係機関と合同で摘発結果を発表した。
同相は、中部アユタヤ県で住民登録の不正が発覚したことを受け、全国的な調査を開始したと説明。その過程でディンデーン区役所が外国人労働者の子どもの氏名を大量に「預かり登録」し、住民票に移す不正が確認されたという。
ディンデーン公営住宅の3部屋を無作為に調査したところ、各部屋に35〜64人、計140人が住民票に登録されていたことが判明。さらに5700部屋を調査した結果、外国人が1部屋に16人以上登録されていた部屋が44室あり、計1300人が登録されていたことが明らかになった。
不正によって登録された住民票情報はすでに削除済みで、関与した区役所職員は即時停職とされた。ウォーラシット副内相は、「合法的に活動する外国人は歓迎するが、違法行為に関与した者はタイ人・外国人を問わず厳正に処罰する」と述べ、外国人の子どもにタイ国籍を取らせるためにタイ人の男が父親の身分を偽装する「パオティップ(偽父)」による不正も徹底的に摘発するとした。



























