【タイ】タイのメディアが不動産コンサルタント会社「Cushman & Wakefield Services (Thailand) Co., Ltd.」の分析として伝えるところによると、2026年第2四半期のバンコクのホテル稼働率は73%まで低下し、客室単価収入(RevPAR)は前期比7%減となった。航空運賃の上昇や中東情勢に伴う航空路線の混乱で長距離旅行者が減少したほか、2031年までに1万2672室の新規供給が予定されており、競争環境は一段と厳しくなる見通しだ。
第2四半期は新たに2軒のホテルが開業し、655室が追加された。バンコクのホテル客室数は14万7230室となり、前期の14万6570室から微増した。稼働率は第1四半期の77%から73%に低下し、RevPARは2872バーツから2672バーツに、平均客室料金(ADR)は3730バーツから3660バーツに減少した。今年下半期から2031年にかけて新たに1万2672室が開業予定で、既存供給に8.6%が上乗せされる見込み。
第2四半期のホテル供給は、中心業務地区(CBD)が52.9%を占めた。スクムビット通りを擁するワッタナー区が31.7%で最多、次いでクローン・トゥーイ区が25.3%、パトゥムワン区が18%だった。
ホテルのカテゴリー別では、4つ星が39%で最多、3つ星が29%、5つ星が26%となった。過去20年で中〜上位クラスの供給が増加し、2016年には3つ星が5つ星を上回った。地域別の客室料金は大きくばらつき、パトゥムワン区が1泊平均5683バーツで最高。ルンピニー公園、ラマ1世通り、ラーチャダムリ通り、ラマ4世通り周辺に高級ホテルが多い。郊外の平均料金は1806バーツだった。
長距離市場の需要が弱まる中、今後はホテル各社が稼働率よりも1人あたりの消費額や客室収益の最大化を重視する傾向が強まる見込み。欧米からの予約減を補うため、プレミアム層の取り込みが重要になるとしている。


























