タイ政府、非国産部品のEVに物品税31〜39%案 国内メーカー保護と現地生産後押しで

【タイ】タイの複数メディアによると、電気自動車(EV)政策を協議する国家EV政策委員会は9月10日に会合を開き、車種別の支援策と税制方針を検討する。協議の中心となるのは、タイ製部品を使用しないEVの物品税を現行の10%から31〜39%に引き上げる案とみられる。

 輸入車との競争から国内メーカーを保護し、現地生産を促すことが目的とされる。一方、タイ製部品を使用するEVは優遇税率の2%を維持し、投資と生産拠点の拡大を後押しする。

 財務省物品税局は、バッテリー式(BEV)、ハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)、レンジエクステンダーEV(REEV)などの税率見直しを進めている。タイ製部品を使う車両は、BEVが2%、HEVおよびPHEVが5〜6%の優遇税率を維持する。

 一方、タイ製部品を使わないBEVおよびREEVの税率は、民間側が31〜39%への引き上げを提案しているという。現行税率15%からのHEVとPHEVの扱いはまだ固まっていないとされる。

 税率が引き上げられた場合、事前予約済みの車両は旧税率が、新規注文分から新税率がそれぞれ適用される。税率が30%を超える場合、車両価格100万バーツ(500万円相当)のEVでは物品税が現行の10万バーツから30万〜40万バーツに増える可能性があるという。

 現地調達率の算定基準も見直す。現在はタイ製40%・非タイ製60%の比率で計算しているが、タイ製50%への引き上げや算定方法の厳格化が検討されている。

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