独インフィニオン、マレーシア新工場開所 SiCパワー半導体製造
- 2024/8/12
- タイ経済・企業
【マレーシア】パワー半導体大手の独インフィニオンテクノロジーズは8日、マレーシア・ケダ州に建設したクリム第3工場第1フェーズの開所式を行った。
200ミリ炭化ケイ素 (SiC) パワー半導体を製造する。第1フェーズは投資額20億ユーロで、約900人を雇用する。第2フェーズでは最大50億ユーロを投じ、3000人以上を雇用する。
SiC半導体は、電気をより効率的にスイッチングし、より小型の設計が可能で、電気自動車(EV)、急速充電ステーション、鉄道、再生可能エネルギーシステム、AI(人工知能)データセンターなどの効率を高める。
インフィニオンのマレーシア事業は1973年にマラッカで始まった。2006年にはアジア初の前工程の工場をクリムに開設。現在マレーシアで1万6000人以上を雇用する。