【タイ】首相府が9月8日に国営クルンタイ銀行の投資戦略部門(CIO)の分析として伝えたところによると、米国の長期金利(債券利回り)上昇と原油高が金融市場の不安定要因となっている。短期的には慎重姿勢を維持しつつ投資判断を行う「慎重な楽観(Cautious Optimism)」を推奨している。
CIOは、中期的には株式を「やや強気(Slightly Overweight)」としつつ、短期ではポートフォリオの調整を勧めた。特に、最近株価が大きく上昇し変動が激しいテクノロジー、半導体、送電網関連は一部売却してリスクを抑えるべきだとした。主力の「コアポートフォリオ」は分散を維持し、補完的な「サテライトポートフォリオ」ではヘルスケアを増やして変動を抑え、エネルギー株で原油高リスクに備えるとしている。
テクノロジーや半導体は長期的な成長期待は変わらないものの、短期では「保有(Hold)」とし、調整局面での押し目買いを促した。中国A株は戦略的に重要な産業への選別投資が望ましいとしている。
金は長期の分散資産として有効で、主要な下値メドは1オンス=4300米ドルと3900米ドル。債券投資では、金利変動に対応できるよう、デュレーション(平均残存期間)を短期〜中期に保つことを勧めた。



























