タイ国鉄のアユタヤ行きキハ40形・48形通勤列車に賛否 「都心に乗り入れず不便」の声も

【タイ】タイ国鉄(SRT)は4月20日、バンコク北部ドーンムアン駅とアユタヤー(アユタヤ)駅を結ぶ新たな通勤列車の試験運行を開始した。使用されるのは、JR東日本から寄贈されたキハ40形・48形のディーゼルカーを改造した車両で、平日のみ1日3往復運行する。運賃は距離に応じて30バーツ・50バーツで、試験運行は10月末まで。

 SRTは将来的に、キハをバンコクとアユタヤを結ぶフィーダー(接続)列車とし、都市鉄道レッドラインとの乗り継ぎでの利便性を向上させる。今回の試験運行では、ドーンムアンからアユタヤまで各駅ではなく9駅のみに停車する。

 一方、SNS上では「バンコク都心部まで乗り入れないので不便」との指摘が相次いでいるという。フアランポーン駅(バンコク駅)やクルンテープ・アピワット中央駅から運行すれば利便性が高まるとの意見が多く、運行区間の設定に不満が示された。

 また、既存の普通列車ではバンコク〜アユタヤ間を最安15バーツで利用できることから、「新サービスの50バーツは割高ではないか」との声も上がっている。SRTは、6カ月間の試験運行で利用状況を評価し、需要が見込めれば運行拡大や追加ルートの検討を進める方針だとしている。

 キハ40形および48形の基本設計は同じだが、座席数や内装などの仕様が異なる。タイでは、通勤向けのフィーダー運用に合わせて、エンジン、電装、空調、閉鎖式トイレ、荷物置場などの改造が施されている。

●タイ国鉄、観光・高級チャーター列車を本格展開 日本からの中古車両を本格改造

画像:タイ国鉄(SRT)PRチーム・フェイスブックより

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