タイの全空港で手荷物検査基準を見直し 不審な預け荷物は立ち会いなしで開封へ

【タイ】タイ民間航空庁(CAAT)は、航空保安基準の全面的な見直しの一環として、国内の全空港で預け入れ手荷物の検査方法を変更する。10月16日からは、不審な荷物について乗客の立ち会いがなくとも保安担当者が開封・検査できるようになる。

 新たな規則では、爆発物、危険物、そのほかの持ち込み禁止物が含まれている疑いがある場合、航空機の貨物室に積み込まれる手荷物を開けて確認することが認められる。検査の一連の過程はすべて映像で記録され、乗客は後日その内容を確認できる。検査には必ず別の職員が立ち会い、荷物が開封・検査されたことを示す書面通知が乗客に渡される。

 今回の措置は、2025年後半に実施された国際民間航空機関(ICAO)の航空保安監査で、タイの手荷物検査体制に不備が指摘されたことを受けたもの。その結果、出入り管理や旅客・機内保安など主要分野での実施状況評価が低く、出入り管理は25%、旅客・機内保安は57%にとどまっていた。

 タイの空港では2026年1月1日から、携帯型金属探知機の使用が中止されている。現在認められている身体検査の方法は、触手検査、ゲート型金属探知機、ボディスキャナーの3種類に限定されている。

スワンナプーム空港 写真:newsclip

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