【タイ】アヌティン・チャーンウィーラクーン首相は、タイが「一つの中国」政策を支持していることに対する台湾からの批判を退けた。その上で、「タイと台湾の経済関係に影響はない」とも強調した。
台湾外交部は、アヌティン首相の中国公式訪問の際に発表された「中タイ共同声明」の文言に反発し、「事実を歪め、主権を損なうもの」と批判。タイが中国側に同調したことに「失望と遺憾」を表明し、「中華民国は主権を持つ独立国家であり、中華人民共和国とは相互に従属関係にない」との立場を改めて示した。
共同声明には、タイが一つの中国政策を再確認し、北京政府が中国を代表する唯一の合法政府であることを認め、台湾を中国の不可分の一部と位置づけ、台湾独立に反対し、中国の一国二制度方針を支持する内容が盛り込まれている。
アヌティン首相は記者団に対し、「タイは一貫して一つの中国政策を堅持しており、外交方針が変更されたわけではない」と説明。台湾との経済関係への影響を否定し、「貿易、投資、そのほかの協力に影響はない」と述べた。台湾への説明を行うかとの質問には「双方はすでに理解している」と答え、台湾がタイ人への査証優遇措置や労働者への対応を見直す可能性があるとのSNS上の憶測についても、「台湾に対するタイの立場は変わっていない」と改めて強調した。


























